NEWSお知らせ

  • TOP
  • /
  • お知らせ
  • /
  • ーオーダースーツは季節で選ぶ時代に!おすすめ生地をわかりやすく解説ー

ーオーダースーツは季節で選ぶ時代に!おすすめ生地をわかりやすく解説ー

季節別に生地を選ぶメリットとは

オーダースーツというと、体型に合ったきれいなシルエットに注目しがちですが、実は「いつ着るか」によって最適な生地は変わります。日本は季節ごとの寒暖差が大きいため、生地選びを間違えると不快感や見た目の印象に直結してしまいます。
真夏に厚手生地を着ていたり、冬に薄手生地を選んでしまうと、暑さ寒さに耐えられないだけでなく、汗ジミやシワが目立ってだらしなく見えてしまうこともあります。季節と生地の相性を意識することが、オーダースーツを長く快適に着るための基本といえます。

春・秋におすすめのオーダースーツ生地

春と秋は気温が安定していて、スーツスタイルをいちばん楽しみやすい季節です。この時期はオールシーズン向け生地に少しだけ軽さや暖かさを足したものを選ぶと、長い期間活躍してくれる一着になります。

中肉のウール生地で万能な一着を作る

春秋の定番は、中肉と呼ばれる厚さのウール生地です。ほどよい厚みがありつつ重たく見えず、ビジネスからフォーマルまで幅広く対応できます。ウールは通気性と保温性のバランスが良く、朝晩の寒暖差がある時期でも着やすいのが魅力です。

ウールポリエステル混でシワを抑える

出張や移動が多い方には、ウールにポリエステルを混ぜた生地もおすすめです。ポリエステルが入ることでシワになりにくく、座りっぱなしのデスクワークや長時間の電車移動でも見た目をきれいに保ちやすくなります。価格もオールウールより抑えやすいので、毎日スーツを着るビジネスパーソンの頼れる一着になってくれます。

夏におすすめのオーダースーツ生地

蒸し暑い日本の夏にスーツを着るなら、軽さと通気性が最重要ポイントです。見た目はきちんとしていながら、風が通りやすく汗が乾きやすい生地を選ぶことで、クールビズ期間でも不快感を減らすことができます。

トロピカルウールで涼しくきちんと見せる

夏の定番が、トロピカルウールと呼ばれる通気性の高いウール生地です。織り方を工夫することで生地にすき間が生まれ、風が抜けやすくなっています。見た目は一般的なスーツと変わらず、ビジネスシーンでも使いやすいのがうれしいポイントです。汗をかいても乾きやすく、外回りや移動が多い方にも向いています。

リネンやコットン混で軽やかな印象に

少しカジュアルな雰囲気を出したいなら、リネンやコットンを混ぜた生地も選択肢に入れてみてください。リネンはシャリ感と清涼感があり、見た目にも軽やかな印象になります。コットンは適度なハリがあり、ジャケパンスタイルにも合わせやすい素材です。シワは出やすくなりますが、それも夏らしい抜け感として楽しめる方にはぴったりです。

冬におすすめのオーダースーツ生地

冬のスーツでは、防寒性と見た目の重厚感がポイントです。厚みのある生地を選ぶことで暖かくなるだけでなく、シルエットにも安定感が生まれます。コートとの相性も良く、全体のバランスも整えやすくなります。

フランネル生地で季節感と温かさを両立

冬の代表的な人気生地がフランネルです。表面を起毛させた柔らかなウール生地で、見た目にも温かみがあります。チャコールグレーやネイビーを選べば、落ち着いた印象でビジネスにも使いやすくなります。

ヘビーウエイトウールやツイードでしっかり防寒

真冬の屋外移動が多い方や、寒い地域への出張がある方には、ヘビーウエイトのウール生地やツイードもおすすめです。生地自体にしっかりとした厚みがあり、ジャケットを羽織るだけでも高い保温性が期待できます。ややカジュアル寄りになるため、ビジネスカジュアルやオフの日用スーツとして取り入れると、冬の着こなしの幅が広がります。

季節別おすすめ生地で失敗しないためのポイント

ここまでご紹介したように、季節ごとに得意な生地は異なります。最後に、オーダースーツを作るときに押さえておきたい基本の考え方をまとめておきます。

着用シーンと頻度を具体的にイメージする

まずは、そのスーツをどの季節にどれくらい着るのかを考えましょう。夏場に週三日以上着るならトロピカルウールやリネン混、冬に年数回だけ着るフォーマル用途ならフランネルなど、使い方を決めておくと生地が選びやすくなります。具体的なシーンを想像しながらスタッフに相談すると、より自分に合う提案を受けやすくなります。

色と柄で季節感をさりげなく演出する

同じ素材でも、色と柄によって季節の印象は大きく変わります。春夏はライトグレーやブルー系、細かなチェック柄などを選ぶと爽やかな印象になります。秋冬はネイビーやチャコールグレー、ブラウン系にすると落ち着いた雰囲気になります。生地サンプルを見比べながら、季節とシーンの両方を意識して選ぶことが、満足度の高いオーダースーツづくりの近道です。

2025.11.28